2023年12月8日(金)リモート
2023年12月8日(金)リモートで聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
研究会では今年度の研究テーマ「次世代を育ている家庭の力」を踏まえて河村冴理事による発表がなされました。
下記リンクより当日の発表内容(PDF)を閲覧できます。
http://聖書と精神医療.com
2023年12月8日(金)リモート
2023年12月8日(金)リモートで聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
研究会では今年度の研究テーマ「次世代を育ている家庭の力」を踏まえて河村冴理事による発表がなされました。
下記リンクより当日の発表内容(PDF)を閲覧できます。
2023年7月7日(金) 同盟基督教団 中野教会
2023年7月7日(金)同盟基督教団中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
研究会では今年度の研究テーマ「次世代を育ている家庭の力」を踏まえて上山代表理事による「子育て」に着目した発題がなされました。
信仰継承において課題となるジェネレーションギャップの問題も具体的に考える時を持ちました。
次世代を育てる家庭(親)の力
以下に、レジメのポイントを転載します。
① このテーマが含む諸問題
a 信仰継承の問題
b Z世代を含む若者とのコミュニケーションの問題
c 宗教二世問題
② 精神構造的な問題(フロイト)
③ 理想と現実の問題(ロジャース)
④ 家庭における子育ての問題
⑤ 家庭教育が虐待にならないために
⑥ 教会としての問題点
⑦ 聖書の事例(ダビデとソロモンの関係)
1歴代誌 22章7〜16節
※ 研究会で発表し、検討したことはジャーナルに掲載する論文にも反映しています。
2023年2月17日(金) 同盟基督教団 中野教会
2023年2月17日(金)同盟基督教団中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
理事会では、一年の活動を振り返りつつ、新年度の研究テーマや総会・シンポジウム開催方法等を検討しました。
研究会では今年度の研究テーマ「格差社会と持続可能性:破れ口に立つ教会」を踏まえて理事の浜田が「コロナ禍と牧師のメンタルヘルス」に着目しながら「家庭内や教会内における様々な問題(ハラスメントを含め)」を考える時を持ちました。
コロナ禍と牧師のメンタルヘルス、家庭や教会における問題
「非常事態」が「ニューノーマル化」しつつあるコロナ禍(またアフターコロナ)の時代にあって、様々な基準、モノの見方や価値観の多様化が浮き彫りになっています。教会においても例外ではなく、牧師にはこれまで以上に調整役・執り成し手としての役割が求められています。COVID-19による環境・生活の変化が引き起こす「コロナ鬱」と呼ばれる症状も増えていると言われていますが、常に緊張感や責任感をその身に受けつつ、矢面に立って変化の時代を歩み続けている牧師たちにとっても他人事ではないことを実感する中にあります。
精神的なストレスは家庭や教会における関係性にも悪いかたちで現れてしまう危険性を含んでいるので、「如何にこのニューノーマルの時代を生きることができるのか」を考えると同時に、「家庭や教会で起こり得る様々な問題・課題に着目し考察すること」が、予防・回復のために必要であると思います。発表後には、書籍等で紹介されている事例から、理事の先生方と意見交換をし、考える時が与えられました。
※ 研究会で発表し、検討したことはジャーナルに掲載する論文にも反映しています。
2022年7月8日(金) 同盟基督教団 中野教会
2022年7月8日(金)同盟基督教団中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
研究会では今年度の研究テーマを踏まえて上山代表理事から「教会が持続可能な存在となるために」、河村理事から「格差社会と持続可能性」というテーマで発題がなされました。
教会が持続可能な存在となるために (上山師)
『SDGs(持続可能な開発目標)はコロナ前に国連サミットにおいて採択された今後の世界のあり方を見直す目標ですが、このコロナ禍でさらにその意識と実際の必要性に拍車をかけた形になっています。豊かさというもとで膨れ上がった不必要なものがそぎ落とされ、浮かび上がってくる「本当に大切なもの」、「次世代に残すべき価値あるもの」それこそが持続可能とすべき物ごとの本質です。こうした意識が私たちに芽生えたならば、それはまさにコロナが生み出したプラスの産物と言えるのではないでしょうか。教会の存在の意義や働きの内容においても、また私たち聖書と精神医療研究会のこれからのあり方についてもいつまでも残る「本当に価値あるもの」を見極めていきたいと願っています』(上山師)
研究会では、上山師によって上記の問題提起がなされた上で、「真に価値のあるもの」とは何かを考え、コロナ禍における現代やこれからの教会の在り方と活動を考える機会を持ちました。
格差社会と持続可能性 (河村師)
河村師は「格差社会と持続可能性」というテーマのもと「コロナ禍の教会訪問を通して感じたこと」と「マタイ5:13における地の塩のメッセージ」を通しての考察を発表されました。
(1) コロナ禍の教会訪問を通して感じたこと
コロナ禍になって様々な問題が教会に生じて来ています:経済的困窮、環境面の課題(半導体不足の影響)、伝道マインドの低下、ニューノーマルな教会活動・牧会から来る牧師家庭内の問題(コロナ前を上回る牧師の忙しさ、子どもたちの教会生活の変化)。
こういった状況の中にあっても独自の発想で教会活動や経済面における持続可能性を見出している教会もありますが、そのような取り組みには特別な知識や経験が必要とされます。
このような現状の中で、教会や牧師にケアやサポートが必要である状況を確認しました。
(2) 地の塩
『あなたがたは地の塩です。もし塩が塩気をなくしたら、何によって塩気をつけるのでしょうか。もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです』(マタイ5:13)
教会には「地の塩」としての2つの役割(味付け・防腐剤)が与えられています。
『私たちが連なる教会が、コロナ禍の厳しい時代の中にありながら、尚も神の御心に忠実に生きようとするのか、それとも未曾有の疫病に耐えられず、歴史的使命を終え、もはやサスティナブル(持続可能性)を求められる存在ではないとして、外に投げ捨てられるのか。一つの教会が無くなっても、その地域社会が痛くも痒くもないと思われるような状態になっていたとしたら残念なことです。そうなる前に教会自らの「塩」としての役割を改めて考え直したいと思います』(河村師)
SDGsは「誰ひとり置き去りにしない」(no one will be left behind)という精神を掲げていますが、感染力の強いコロナウイルスの故に人々は孤立を強いられています。またコロナ前から進行の一途を辿っていた社会における格差の問題はさらに深刻化している状況です。このような時代にあって教会はどのように地の塩としての役割を果たすことができるのかを考える時間を持ちました。
今回の研究会の発表内容はこの秋発行のジャーナルにも掲載予定です。
新型コロナウイルス感染問題が今なお世界中に蔓延し、昨年来、
2021年5月26日
聖書と精神医療研究会 代表理事 上山要