2018年12月28日金曜日

研究会からのご報告

この場を借りて、会員の皆さまにご報告することがあります。当研究会の理事として活躍くださっていた大森隆氏が今年の5月9日に主の元に召されました。
突然の知らせに驚き、悲しく、そしてとても残念でなりません。理事会の日にははるばる新潟から新幹線で東京まで日帰りで来てくださっていた大森先生の姿を思い出します。先生のこれまでのお働きに感謝すると共に、ご家族に主からの慰めがありますようにと祈ります。

2018.12.07 研究会 報告 ホームスクールの可能性

2018年12月7日(金) 同盟基督教団 中野教会にて

2018年12月7日(金) 同盟基督教団 中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。

研究会では「ホームスクールの可能性」について考える機会を持ちました。有意義な学びの機会へと導かれました。

2018年の研究会の活動の守りを感謝いたします。


 

2018年7月24日火曜日

2018.07.13 研究会 報告 アンガーメネジメント

2018年7月13日(金) 同盟基督教団 中野教会にて

2018年7月13日(金) 同盟基督教団 中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。

研究会では代表理事の上山要先生によって「アンガーマネジメント」 というテーマで発表がなされました。
 

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントは、アメリカでは、大企業の社員研修でも取り入れられており、スポーツ選手や政治家、子どもたちまで幅広い人々が学んでいるそうです。いま日本でも注目が高まっている取り組みです。

一般的なアンガーメネジメントでは、「怒り」の感情の分析、自らの傾向の診断、怒りをコントロールするための具体的な方法の確認等が含まれています。

聖書から考えるアンガーマネジメント

上山先生は、アンガーマネジメントの理論を踏まえつつ、創世記に記されている「ヨセフの生涯」をヒントに、聖書から考えるアンガーマネジメントの在り方を紹介されました。

ヨセフは、自らを異国に売った兄たち・偽りの証言をしたポティファルの妻・約束を忘れてしまった献酌官に対して怒りを燃やしてもおかしくない状況に置かれていました。

しかし、ヨセフは復讐ではなく、赦しを選びました。ヨセフは、怒りの中で日々を過ごすのではなく、神のご計画や摂理に目を向けつつ、獄中での備えの日々を過ごしました。

研究会は、そのようなヨセフの信仰や、神のお取り扱いから、信仰者の視点でアンガーマネジメントの在り方を考えるひと時へと導かれました。

今回の発表の内容は今秋発行のジャーナルに掲載予定です。期待してお待ちください。

2018年6月7日木曜日

2018.06.07 シンポジウム 報告 水口洋先生

 

2018年6月7日 久遠キリスト教会(阿佐ヶ谷)にて

2018年6月7日(木)久遠キリスト教会(阿佐ヶ谷)にて2018年度の総会とシンポジウムが開催されました。
総会では2017年度事業報告・決算報告がなされ、2018年度事業計画・予算案が発表されました。
また、上山要代表理事より『幼子の信仰』というテーマでマルコの福音書10:13-16から説教が語られました。

中高生の心に向き合う ~ 自己肯定感を育てるために ~

総会に引き続き、玉川聖学院理事の水口洋先生を講師としてお迎えして「 中高生の心に向き合う ~ 自己肯定感を育てるために ~ 」というテーマでシンポジウムが開催されました。
以下にレジメの内容を掲載します。
1 はじめに
  自尊感情の低い日本の子供 ~ 国際比較から ~

2 何故、子供の自尊感情が低いのか
① 競争社会に生き残るという価値観に覆われて
② 人との比較で自分の立ち位置を測る
③ 大人や社会の価値観(モノサシ)の一元化

3 子供たちの置かれている状況
① 豊かな社会に生まれて
② 同調圧力とひ弱な自我
③ 早くから大人社会を知る悲しさ

4 発達の視点から考察すると
① 通るべき体験の不足
② 一人になることの大切さ
③ 思春期を枠づけられない複雑さ
④ 言葉とコミュニケーションの変質

5 自己肯定感を育てるために
① 発達の螺旋階段を昇る
② 承認欲求が満たされる
③ 体験を経験化していく
④ コミュニケーションと対話力
⑤ 私たちにできること