2021年4月23日金曜日

2021.4.23 研究会 報告 社会資源としての教会

2021年4月23日(金) 同盟基督教団 中野教会+リモート

2021年4月23日(金)同盟基督教団中野教会にて(リモート併用で)聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。

研究会では理事の笹岡師により、新年度の研究テーマを踏まえて「社会資源としての教会」というテーマで発題がなされました。

社会資源としての教会
社会的な必要に仕えていくことを大切な宣教の働きとして位置付けた「ローザンヌ運動」のように、社会における教会の役割はキリスト教界において重要視されてきました。世界の歴史を見ると教会が社会資源としての大切な役割を果たしてきた記録もあります。ただ現代日本では、社会資源としての役割は「行政が行うもの」という認識が強い傾向にあり、教会は(一部の教会を除いては)あまり社会的必要に仕える役割を担えていないという状況があるのかもしれません。

教会は幼稚園・保育園、学習支援、文化活動、地域活動、自殺防止活動等の直接の活動を通して地域における必要に仕えていく可能性を持っています。また礼拝や教会学校(日曜学校)をはじめとした教会内における基本的な活動のなかにも様々な(霊的)資源を持っているはずです(讃美歌や祈り等)。

今回の研究会は新年度の研究に思いを向けつつ、社会資源としての教会・信仰者の可能性を参加者たちで積極的に考える有意義な学びの機会へと導かれました。

新しい年度も、研究会の開催やジャーナル作成を通して有益な学びを共有していくことができたらと願っています。