2018年7月13日(金) 同盟基督教団 中野教会にて
2018年7月13日(金) 同盟基督教団 中野教会にて聖書と精神医療研究会の理事会および研究会が開催されました。
研究会では代表理事の上山要先生によって「アンガーマネジメント」 というテーマで発表がなされました。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントは、アメリカでは、大企業の社員研修でも取り入れられており、スポーツ選手や政治家、子どもたちまで幅広い人々が学んでいるそうです。いま日本でも注目が高まっている取り組みです。
一般的なアンガーメネジメントでは、「怒り」の感情の分析、自らの傾向の診断、怒りをコントロールするための具体的な方法の確認等が含まれています。
聖書から考えるアンガーマネジメント
上山先生は、アンガーマネジメントの理論を踏まえつつ、創世記に記されている「ヨセフの生涯」をヒントに、聖書から考えるアンガーマネジメントの在り方を紹介されました。
ヨセフは、自らを異国に売った兄たち・偽りの証言をしたポティファルの妻・約束を忘れてしまった献酌官に対して怒りを燃やしてもおかしくない状況に置かれていました。
しかし、ヨセフは復讐ではなく、赦しを選びました。ヨセフは、怒りの中で日々を過ごすのではなく、神のご計画や摂理に目を向けつつ、獄中での備えの日々を過ごしました。
研究会は、そのようなヨセフの信仰や、神のお取り扱いから、信仰者の視点でアンガーマネジメントの在り方を考えるひと時へと導かれました。
今回の発表の内容は今秋発行のジャーナルに掲載予定です。期待してお待ちください。
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